犬と、社会は
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P.S. Wish & Co. では、犬との豊かな生活ために必要な「7つのLife Style Design」を定義しました。犬の成長に合わせて、今大切なこと、次のライフステージに必要なことを知り、準備すること=「予防」が重要であると考えています。
17つのLife style design
生活の基本となる犬の個性に合わせたしつけや食育を意識した手作りごはん、犬との暮らしがもっと楽しくなり家族の絆がぐっと強くなる遊びやスポーツなど、犬のライフステージや家族のライフスタイルに合わせて選ぶことで、犬との豊かな暮らしが実現できます。
7つのLife Style Designは、犬のライフステージ(子犬、成犬、シニア)や健康状態、ご家庭ごとのライフスタイルによって変化するものです。
どの要素も常に必要なことではありますが、その時々に合わせて重点を置くことは異なります。
常に「今うちの子に一番大切なことは?」を考えてあげましょう。
犬との豊かな暮らしを実現する「7つのLife Style Design」
体に優しく健康的、食べる楽しみのあるごはん
成長に合わせて、必要なしつけやマナー
散歩、アジリティ、バランスボールなど
毎日のお手入れや、健康管理
旅行やキャンプなど、非日常を楽しむ
マッサージ、お灸など必要に応じたメンテナンス
犬も人も快適に過ごせる間取りや空間作り
01 食べる:体に優しく健康的、食べる楽しみのあるごはん *五感を使う
You are what you eat.(身体は食べたもので作られる)と言われるように、食べることは健康に生きるために欠かせないもの。
食品添加物や農薬を避けて体に優しい食材、日々の体調に合わせた食事を選んであげましょう。
同じ食材、同じ調理法で作ったごはんは、家族で一緒に食べられる新しい楽しみが生まれ、食材の味や香り、食感など五感を刺激することは健やかな脳を育てることにも繋がります。
02 学ぶ:成長段階に合わせて必要なしつけやマナー
犬は学ぶことが大好きな動物です。頭の柔軟性は年齢にと共に変化していきますが、何歳からでも学ぶことができます。
「もう◯歳だから」ではなく、年齢に合わせたペースで必要なことを家族がひとつひとつ教えてあげればきっと応えてくれるでしょう。
人間の子供と同じように放っておいては何も学びません。
小学校や中学校で学年ごとに必要な科目だけでなく社会生活の基礎となることを学ぶのと同じように、犬にも決まった場所でのトイレや静かにハウスに入っていること、人や犬との付き合い方などその時期に合わせた「教育」が必要です。
03 運動:散歩、アジリティ、バランスボールなど
犬にとって日々のお散歩は体の健康だけでなく、気分転換や社会とのコミュニケーション(人や犬)をとるなど、心の健康にも不可欠です。
ただし、「お散歩=運動」ではありません。
元気いっぱいな子犬や活発な犬種は、お散歩とは別にドッグランで走らせたりアジリティなどで思いっきり発散させてあげることも必要です。いたずらや吠えの問題は、体力が余っていることが原因であることも・・・。
またシニア期に備え、バランスボールなどで体幹を鍛え、しっかり筋肉をつけておく運動も必要です。
04 ケア:毎日のお手入れや健康管理
トイプードルのようにトリミングサロンでのカットが必要な犬種もいますが、ブラッシングや耳掃除、爪切り、シャンプーなど自宅でのケアはどんな犬にも必要です。
体を清潔に保つことはもちろん、全身を 触ることは病気の早期発見や飼い主さんとの信頼関係を築くことにもつながります。
体を触ることができない場合は、病院での診察が正確にできなかったり、トリミングサロンで受け入れてもらえない場合もあります。
子犬の頃から、体のどこでも安心して触らせてくれること、体を触ることがストレスにならないようにしておくことが大切です。
05 遊ぶ:旅行やキャンプなど非日常を楽しむ
元々犬はとても好奇心が旺盛で自然が大好きな動物です。ボール投げなど日常的に家でできる遊びのほか、家族でイベントに出かけたり、プールや川で泳ぐなど、たくさんの経験をさせて「好きなこと」を見つけてあげましょう。
子犬にとっては人間社会に適応する能力を高め(=社会化)、またシニアにとっては脳に良い刺激を与え活性化されることでアンチエイジングにもつながります。
*非日常な体験を通して、犬にも様々な状況に対する適応力が身につきます。
特に災害時など、普段と違う環境で生活せざるを得ない時も、パニックになりづらくストレスを軽減することにつながるでしょう。
06 癒す:マッサージ、お灸など必要に応じたメンテナンス
犬の年齢や健康状態、生活環境によっては、健康を維持するために必要な「食事・睡眠・運動」に加えて必要なメンテナンスを取り入れてあげましょう。
日頃溜まったストレスや疲れをとる、血行を良くするなど、犬にも心身ともに癒しの時間は必要です。
日常的に飼い主さんができることから、プロの特別なスキルが必要なこともまで様々なケアがありますので、状況に合わせてその子にあったものを選んでください。
07 住む:犬も人も快適に過ごせる間取りや空間作り
人間の赤ちゃんのために安全面を第一に考えて部屋のレイアウトを変更したり、床材やラグの素材など滑りにくいものを選んだり、快適に過ごせるような工夫をしたり、、、同じようなことが家族として迎えた犬にも必要です。子犬、成犬、シニアに進むにつれて必要とする住環境も変化しますが、家族構成やライフスタイルも考えながらその時々に合わせて上手に譲り合い、お互い快適に過ごすことが理想です。例えば、子犬のトイレの覚えは間取りやレイアウトによって格段に違ってきます。一時的には犬に合わせた住環境となっても、結果的にはその後ずっと犬と豊かに、そして快適に過ごすための近道となります。
2予防の重要性
予防医療という言葉があるように、今は病院へ行くのは病気になった時だけではなく、病気の早期発見のために健康診断に行ったり、食事や運動などで病気を未然に防ぐなど「予防」への意識が高まっています。
次に迎えるライフステージに向けて、今のうちの子に必要なこととは?を考え、準備を始めることがとても大切です。
例えば子犬の成長は特に早く、犬の1歳は人間の20歳(犬の大きさによって変わります)くらいに相当すると言われています。体だけでなく心もとても早いスピードで成長していきますので、月齢ごとに必要なことはどんどん変化していくのです。恐怖心が芽生える時期、自己主張が見られるようになる時期、反抗期など犬にも心の成長過程があります。子犬の頃は誰にでもフレンドリーだったのに、、、というお悩みがよくありますが、実はこれからどんな時期がやってきて、どのような対応をすればいいのかを予め知っておけば、慌てることなく適切な対応ができ、良い方向へ導いてあげることができます。
また、まだ若い時期からアンチエイジングに取り組んでおけば、年齢を重ねた時に老化や介護の時期を遅らせることも様々な方法で可能です。
人間の子どもとお年寄りに必要なことがそれぞれ違うように、子犬とシニアに必要なことも違います。どんなことを経験させ、どんなことを教え、どんな食事で元気な体を作り、どんな環境で過ごすか。その時期を迎える前に知っておくことは、何か起こった時やいざという時の対処や心構え、知らなかったという後悔にならなず、様々な心や体の問題や病気を未然に防ぐこと=予防ができます。
犬も人も「心身共に健康に」暮らしていけるよう、次のライフステージに何が必要なのかを知っておくことが大切です。
心の健康とは
人や犬、その他取り巻くすべての環境に対して恐怖心も持ったり、不安定な精神状態が続くなどストレスがない状態。
楽しいと思うことや嬉しいと思うことがたくさんある。
体の健康とは
個々に合った食事内容と栄養バランスがとれた食事ができ、体が健全な状態。
生活のリズムが整い、必要な睡眠時間が保たれ、犬種や生活スタイルにあった運動量が満たされている状態。
犬を「迎える前から」のライフステージに合わせたサポート
犬を迎える前
どんな犬種?何歳?どこから迎える?犬とどんなことしたい?
…家族で思い描く生活に合わせて、じっくり準備しましょう。
⚫︎予防ポイント
成長とともに教えることがあると知っておきましょう。
子犬
成長の早い子犬にとっての一日はとても大切。
月齢に合った食事やトレーニングで、心も体も健やかに育ちます。
⚫︎予防ポイント
理想のライフスタイルに合わせて必要なことを経験(社会化)させることが大切です。
成犬
家族みんなで旅行に行ったり、イベントを楽しんだり、新しいことにもどんどんチャレンジしましょう。
⚫︎予防ポイント
しっかり体力をつけ、年齢とともに必要なケアをすることで若々しいシニア期を迎えられます。
シニア
年齢を重ねてきたからこそ適度な刺激が大切。五感を意識して興味のあることや得意なことをその子のペースに合わせて続けましょう。
3教育すること
犬に教育!?と聞くと一見難しそうに聞こえるかもしれませんが、教育とは言葉の通り「教え育てること」ですので、実は犬に置き換えても特別なことではなく、各家庭でお子さんに対するものと全く同じと考えていただけます。
つまり、教育は一部の特別な犬が受けるものではなく、私たち人間と生活しているすべての犬に必要なものであり、犬を迎えたご家族は、これから社会の一員として生きていく中で必要なマナーやルールを、ひとつひとつ教えていくべきであると考えています。
またP.S. WISH & Co.では、大切な家族として迎え入れた犬には単に「育てる」のではなく、「育む=愛情を注いで大切に成長させる」という姿勢で日々犬たちと向き合っています。
例えば子犬を迎えてまずしっかり教えておきたいことが「トイレ」ではないでしょうか。
トイレができない!というお悩みは、実は子犬にわかりやすくトイレを教えてあげられていない、ということがほとんどで、犬の理解度に合わせてポイントを押さえて教えていけば数日以内で排泄場所を理解することができます。
トイレのお悩み以外でも「甘噛み」「吠え」など様々なお悩みがごとがありますが、どんなことでもどうすればいいのかをご家族が教えてあげない限り、犬は学ぶ機会がありませんので解決もしていきません。
人間の赤ちゃんが産まれる前にご家族で本を読んだり、様々な準備をすることと同じように、犬を迎える前にも同じような準備をしておけば、いざという時の心構えができお悩み事も深刻な状況にならずに早い解決に繋がります。迎えた後も、次のライフステージに向けて必要なことを予め学んでおくことは様々な問題の予防になり、犬とご家族にとってより楽しく豊かな生活となるでしょう。